パニック障害の予期不安とは
パニック障害では、電車やバスの中、人ごみの中、家にひとりっきりでいる
時など、いつも決まった場所でパニック障害のパニック発作が起こりやすい
人もいます。
パニック障害では、これが何回か起こると、たとえば電車に乗るのがこわい
という心理につながります。パニック障害には、このように場所に関係した
タイプと、何のきっかけもなく突然発作が起こるというふたつのタイプのパ
ニック障害があります。
しかし、いずれにしてもパニック障害のパニック発作には、危険がないとい
う点では同じです。
パニック障害の患者は、パニック発作に非常に強烈な恐怖を感じることにな
ります。
このため、パニック障害のパニック発作が発生した場面を非常に恐れ、また
あの恐ろしい発作が起きるのではないかと、パニック障害の不安を募らせて
いくことになってしまいます。
これをパニック障害の「予期不安」といいます。
そして、パニック障害の患者はとても神経質となり、いつも身体の状態を観
察するようになります。そして、パニック障害では、持続的に自律神経症状
が生じることとなり、パニック発作が繰り返し生じるようになっていってし
まうことがとても多くのケースであります。
最終的に、パニック障害の発作に対する不安が強くなり、電車やバスに乗れ
なくなったり、外出がいやになったり、床屋や美容院、会議など、パニック
障害では、長時間そこにいなければならない場所が不安になったりします。
このため、パニック障害の予期不安が重症になると、行動範囲が著しく制限
されてしまい、家から出られなくなってしまいます。