パニック障害の広場恐怖とは
パニック障害の広場恐怖とは、「広場」を恐がるという意味ではなく、パニ
ック障害のパニック発作を経験した人が“特定の場所や状況”(パニック障
害に関する)を避けるようになることです。
パニック障害では、パニック発作の反復とともに、患者は発作が起きた場合
にその場から逃れられないと思われる状況を回避するようになります。
パニック障害により回避される状況としましては、電車や飛行機、歯科、理
・美容室、レジを待っている時、道路の渋滞など、パニック障害では一定時
間特定の場所に拘束されてしまう環境や、ショッピングモールなど人込みの
中などがあります。(パニック障害のこの症状には、他にもいろいろあり、
人によって広場恐怖の種類は異なっています。)
さらにパニック障害により不安が強まると、患者は家にこもりがちになった
り一人で外出できなくなってしまうこともあります。このようなパニック障
害の症状を「広場恐怖(アゴラフォビア)」といいます。パニック障害の広
場恐怖の進展とともに、患者の生活の障害は強まり、このパニック障害の症
状により社会的役割を果たせなくなっていきます。
そして、この社会的機能障害やそれに伴う周囲との葛藤が、パニック障害患
者のストレスとなり、症状の慢性化をさらに推進してパニック障害は悪化し
ていくこととなってしまいます。
ひどくなってくると付き添いなしでは外出できなくなり、パニック障害の患
者は、ほとんど家に引きこもってしまいひとりでは病院さえ受診できない場
合もあります。
しかし、パニック障害の患者のなかには広場恐怖の全くない方もいます。